大会運営危機マニュアル

1  目的
  本マニュアルは、大会等において事故の防止対策、及び万が一の事故等が発生した場合を想定して、事前対策、発生時の
 応急対策、それに引き続<事後対策について規定するものとする。
2  対策
 (1) 事前対策
   大会等を主管する団体は大会会場周辺の救急病院を掌握しておくこと。大会規模に応じて、医師及び看護師、を配置する
  ものとする。その他必要に応じて、保険の加入及び 事前に大会場所の近隣の医療機関に対応依頼等を行い、調整しておく
  こと。
   また、大会等当日の会場準備については、器材などが風にあおられて倒れたり、飛ばされたりすること等がないよう事故
  防止には万全を期すとともに、下記の事項について事前によく調べておき、決定しておくこと。
   当日の天気予報(特に大雨や雷雲などについて)
①  避難場所・誘導経路の確認(観客を含む )
②  活動中止の決定、連絡フローの決定
③  熱中症予防のための温度計・湿度計の用意
④  地震や天気予報等の速報を見聞きすることができる携帯電話等の用意

(2) 応急対策
①  事故等が発生した場合、主管団体が中心となり応急手当を実施する。さらに、けがの状況を判断し、状況に応じて119番通
  報等(救急病院搬送の手配)を行うとともに、愛媛県グラウンド ・ゴルフ協会へけが人の氏名、状況等を連絡する。
②  愛媛県グラウンド・ゴルフ協会は、状況を把握するとともに、大会等主管団体担当者と連携を取り円滑な対応ができるよう
  にする。

(3) 事後対策
①  大会等主管団体担当者は、事故報告書【 報告様式1】 を作成の上、愛媛県グラウンド ・ゴ ルフ協会へ送付する。
②  愛媛県グラウンド ・ゴルフ協会は、状況を把握するとともに、大会主管団体とともに、誠意をもつて事後処理にあたる。
 愛媛県グラウンド・ゴルフ協会もしくは主管団体等において、保険金請求手続きがある場合は速やかに保険会社と連絡調整す
 る。

3  警報発令時の対応について
(1) 大会前日もしくは当日、あらかじめ設定した時点で(当該地区限定の気象情報にて )大雨洪水、暴風、いずれかの警報が発
  令されている場合、大会等は中止とする。
(2) 大会実施中に警報が発令された場合、参加者を最寄りの安全な場所に避難誘導し、警報が解除されるまで安全確保に努める。

4  雷への対応について
   事前に気象情報等を確認するなど、 雷の発生に細lbの注意を払い、 落雷事故防止に万全を期 すこと。

 

             『落雷防止対策マニュアルについて』
(1)  行動の流れ
①  雷の察知 (雷光・雷鳴)
②  雷の監視 (雷光十雷鳴) ★参考 目視から聴音 10秒 3.5 km
③  避難行動 (参加者を安全な場所へ避難誘導)

       ✰入道雲が発達した時や頭上に厚い雲が広がったら、速やかに避難する。
       ✰入道雲、雷鳴及び雷警報器等から察知、判断し避難行動の対応をする。
 《 試含を「停止」 「中止」》
④  試含 「再開」あるいは「中止」
  「試含再開」
    ●判断基準→ (1)雷鳴 ・雷光が無くなつて30分経過
         → (2)気象庁等関係機関に確認をする
   「試含中止」
    ●判断基準→ (1)30分 経過後も間断なく雷光・雷鳴が続いている場合
         → (2)「再開」が可能であつても日没などで試含続行が不能時
         → (3)グラウンド ・ コート 等がプレー不可能な状況の時
(2) 再開基準については、雷鳴・雷光がなくなった20分としているが、安全を期すため30分程度とする。

5  熱中症への対応について 
             『熱中症事故等の防止について』

(1) 熱中症は、未然に防止できることや、高齢者を始めとする大会参加者の健康や生命に甚大な影響を与えることを、大会運
  営者が十分に認識した上で指揮に当たること。
(2) 大会等参加者に自己の健康管理に十分留意するよう繰り返し注意喚起すること。
(3) 高温時に大会等を実施する場合においては、試合数 ・内容・時間・場所等を変更するなど柔軟に対応するとともに、水分
  補給や休憩を励行し、適切に対策を講じること。


6そ の他
(1)愛媛県グラウンド ・ゴルフ協会加盟団体が主催等する大会については、このマニュアルを基準とし て、危機管理マニュアル
 を作成し 、実施するものとする。